音楽のセンスが絶望的にない愚者の戯言
突然なのだが、私には音楽センスが絶望的に皆無なのである
全くと言っていいほどない
興味云々の前に、もはや魅力の一つも掴み取れる余地すらないのだ
楽器も分からないし、クラシックやジャズを聴いてもイマイチ「ふぅーん…?」で終わってしまう。いい曲だったな~で終わる。
わりと、大学生になる前から薄々気が付いてはいたのだが、
確信したのは授業がきっかけだった
ほんと、つい最近。何なら遡ること数時間前
発端はというと
私は今期の履修科目で音楽史を履修した
単純に興味があった
他にも観光論や美術史、メディア論などの将来にも自分の身にもなりそうな、気になる授業を入れた。卒業前だからこそ、せっかくなら気になってた科目を全部ぶちこみたかったのである。
わりかし、単位にはそれほどの危機はない
何でもいい、あと一つ単位が取れれば卒業は確定する
そんな中で、せっかくなら教養として身につく何かを勉強してみたいな、と思った。内定をすでに勝ち取っている余裕ぶりから来るだけある
しかし、ここからが地獄
…というよりは、現実をみることになる
恐らく、普通の人からすれば(ここでいう普通の人は音楽の勉強・知識に対してそこまで抵抗感がない人の事を指す)、音楽史自体はそこまで難しい内容ではないのかもしれない
だが私は一回目ですでに撃沈していた
なんというか、難しい以前に
あまりにも場違い感が凄すぎた
知識不足はもちろんのことだが、突然楽器の説明・クラシック音楽の作曲の特徴、楽譜の特徴などを並べられても「?????」なのである
楽譜は読めないし、小学校・中学校レベルの用語も多分ちゃんとわかってない
昔から音楽に全く触れようとしなかった&縁もゆかりもなかった私が音楽史を取るなんぞ、愚行に等しかったのだなと痛感した
二週連続でフィードバックはボロクソに言われ、今週の授業の課題に取り組んだらまぁ見事にテストの点数が著しく低い
あまりにも知識が浅はかすぎる
身の程を知る、とはまさにこのことかな~~~と思ったのがつい数時間前でした
そもそも、授業を取る前に読むシラバスでは「初心者の方が半数を占めていると思うので、わざわざ調べなくても授業内の勉強で問題なく取り組めます」と書いてあったのだ
調べ事をしなくても授業内容をしっかり理解すれば単位はとれる
ふむ
私は勘違いをしていたようだった
教授のいう「初心者」は最低限の音楽知識を持った者であり、私の思う初心者とはわけが大分異なっていた
価値観の相違はよくあること
…なんて、聞こえはいいが、恐らく私がなめてかかっていたのは事実、笑
そらそうだ、数小節やら和音すら知らなかった私が「初心者」の土俵に立つにはあまりにも図々しい。私が立てる土俵は「教養もクソもない愚者」である
そもそも、授業内容が「理解」出来るが前提であり、理解が出来なければ弾き飛ばされるのは分からなかったことじゃない
改めて、現実たるものを知ったなという感じ
私はピアノを弾いたことがなければ、楽器の一つすらまともに触ったことがない。音楽室にある楽器もだ。リコーダーやカスタネットは対象外とする。そんなんカウントしても皆平等だろう。
楽譜は読めない。全く。音階が書いてあってもわからない
もっと具体的に言えば、カラオケの精密採点にある棒状の音階グラフすらも正しく読み込むことが出来ない。
友人はよく「採点モードじゃないと音程がわからなくて…」というが、私にかかればあっても音程がわからないのだから、あろうがなかろうが変わりない
クラシックもジャズも何もかも、しっかり聴いたことがない
中学・高校の授業で多少は触れたことがあるのだろうが、それはあくまで「成績」や「内申」のためであって興味もって聴いてたわけではない
恐らく、中学の授業である程度楽譜についての最低限の知識は勉強したと思うが、覚えてないんだから仕方ない。やったのかすらも微妙。やってたのかなー…
ここまでの最低地層レベルの私が、大学でやる音楽史の授業を受けるだなんておこがましいにもほどがあったな。まじめんご
これでも、授業では一生懸命に資料を読んで、動画を聴いて、わからない用語は調べ上げて頑張った。それでも難しすぎた
私にとっての「音楽」の限界値は低いんだろうなーと
歌うのは嫌いじゃないし、演奏を聴くのも嫌いじゃない
ミュージカルや歌舞伎、劇場は娯楽として楽しめるまであるので、多分、何らかの機会でクラシックコンサートに行きさえすれば、多少は楽しめるのかもしれない。根拠ないけどね
それでも、娯楽と授業は違うなやっぱ
そりゃそうなんだけど、理解力を問われる授業じゃあまりにもゴールが遠すぎる
「音楽家が作曲する時の特徴と、楽譜の~を踏まえて論理的に楽曲の特徴を説明してください」
「AとBの曲を聴き比べ、どんな違いがあるか論理的に説明してください」
やー…ちょっと、専門外っすね
なんてったって、わからんもんよ
何もかも
8部小節がどうのこうのと言われ、やれ論理的に説明せよと言われましても
んや~、、、ちょっと申し訳ないがな
そら全く違う曲だけど、どんな相違があるかなんて知らんて
説明できるもんなら説明したいが、なんせ言葉が浮かばないもんで
感想や感情論はなしだもんな
んじゃ、無理だ
やれることやって頑張った末無理だったんだから、無理
正月でやる格付けチェックあるじゃん
四重奏の問題。あれなんだっけ
高額な楽器と島村楽器に売ってるような楽器?(失礼だが)
どちらが高額楽器か当てろみたいな
あれ100%外れちゃうんだ
まぁ当たっても適当だから意味もなさないんだが
その分、父は高確率で当てちゃうんだな
わりとスパッと「Bだ」って
で、本当に当てちゃうし
これが現実よ
分かる人にはわかる
感性で、何となくでもわかっちゃう人はいるんだな
私にはいつだってわからなかった
多少違う風には聞こえてもどちらが優れてる、格上だなんて分かりやしなかった
音楽のセンス、才能がなくたって
喉から手が出るほどほしかったわけじゃないし
音楽が出来なくてもまぁ、普通に生きてはいける
ただ、少しばかりはへこんだね
ここまで絶望的だったんだなって
経済学がてんで駄目なのだが、それと同様なまである
音楽関連のお勉強は駄目だ
どう足掻いても「普通」レベルに到達できない
かなりの時間かけて一から勉強すれば多少はね?レベルには辿り着けそう感あるが(過剰
そんな時間かけるぐらいなら他の勉強するわな~…
もし、世界で「音楽の教養がある人ほど優秀、落ちこぼれほど愚者」が当たり前なのであれば、私は間違いなく人権を失っていただろう
人間扱いすらされないと思う、まじで
段ボール生活でもしてるんじゃないかな
総じて、音楽の教養がある人は尊敬するしまじかっけぇと思う
そういった舞台には立てそうにないので
スポットライトの外れた隅で静かに拍手してるわ
音楽史、無理でーーーす^^
お疲れさまでした~~~~~~~~
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