休職に至るまでの戦記

いきなりですが、現在私は休職をしている


職場で限界を迎えて心療内科に行ったら

うつ病と診断され、暫く日が経った頃のお話をしようと思う


診断された当時は休職はあまり考えていなかった

どちらかというと、転職の方を前向きに考えていた


しかし、いざ転職活動をしようと思っても

いまいちピンとこない


仕事の休憩時間にオフィスから抜けて一人で昼食をとりながら

転職サイトなどを調べていたものの

調べるたびに本当にこのまま転職してしまっていいのかわからなくなる


覚悟が、足りていなかったようだ


覚悟が足りない、というのは

配属されてまだ日が浅いというのも理由の一つと考える


正直この記事を書いている今でも

転職するかと考えようものならかなり悩む自信はある


まだ経験が浅いだけあり、俯瞰することができないでいる


しかし、このままあの現場で働き続けることはまず不可能であることは

少しずつ理解していった


仕事は覚えていっているものの、息がどうも苦しい

動悸が激しくて止まらない

とにかく、常に具合が悪い


明らかに、異常をきたしているのは確かだった


日を追うにつれて、状況は良くなることはなく

むしろ、悪化していく一方だった


心を無にして何とか日を稼ごうと思っても

無理なものは無理だった


恐らく、あのまま心を本当に無にして働き続けたところで

いずれ取り返しのつかないレベルにまで病状が悪化していたのは確実である


早めに声をあげて本当によかったと今では心の底から思っている


話を戻し、8月には三連休があった

飲み会が終わったあとの三連休

気分は相変わらず沈んではいたが、それはそれとて気持ちを切り替えて

思いっきり休日を過ごそうと心に決めた


三連休は無事に終わり、迎えた月曜日

8月14日だったかな

この日はわけあって、リモートだった


配属されて初めての在宅勤務

不安はあったものの、多少は穏やかに働けるかなと思った


まぁ、そんなわけはなかった笑


それどころか、何故かこの日に限っては禁断症状を起こし

朝会でとんでもないレベルの動悸が襲った


「もうこれ以上は限界だ」


そう頭に過った瞬間、考えるよりも先に

手が勝手にスマホを掴んで文字を入力していた


もう、考える暇もなかった

この先も、何か月も先もずっと延々と先輩に

無茶な要求、曖昧すぎる指示、理不尽な目に遭わされることは

嫌でもわかっていた


だからこそ、「逃げよう」と思ってしまった


カメラオフでの会議をいいことに、全力で

人事にTeamsでチャットを投げていた


「正直もう、体の不調が限界を迎えています。休職したいです」


丁寧な言葉云々考える間もなく、ありのまま全て伝えた


人事には一度相談に乗ってくださっていたので、

すぐに事情を把握してもらえて、昼の時間帯に面談を行うことになった


必死すぎて、面談の内容は覚えていないが

・病院に行った結果、医者にどう指示されたかを報告する

・現状を部長に伝えて、プロジェクトを抜ける

・そして、異動という形をとる

というような話をしていたような気がする


そんなこんなで、月曜の在宅勤務を無事に終え

翌日の火曜日は即ずる休みをした

何の解決にならないことは分かっていたけど、ほんの小さな自衛行為として


そして迎えた水曜日には心療内科に行くため

午前休をとった


そこでお医者様と相談し、休職することが決定

診断書を書いてもらい、その日の夜には人事と面談をし

晴れて、休職することが正式に決まったのである


限界と声をあげてからはトントン拍子に事が進み

事態に驚きはしたが、おかげさまで助かった


木曜、金曜は何とか重い足をあげて職場に向かい

勤務を終えることが出来た


金曜の夕方には管理本部の方から休職手当の書類をいただき

説明をうけ、そのまま帰宅した


帰宅したときのことも実はあまりはっきりと覚えていない


休職できるんだ、やった!!!という喜びは一切なかった


まさか自分がこんなことになるなんて。という気持ちが

一層強かった


呆然としたまま電車に乗って帰宅し、

帰りに何か頑張ったご褒美でも買って帰ろうと思ったのに

無気力すぎて結局何も買わずに帰ったのである


そこからは自然とぬるっとしたような感じで

休職期間に入った


已然と思った以上に罪悪感はそこまでない


もっと、「こうしている間も同期の皆は…」とか

頭を抱え悩むものかなと思っていたけど

想像以上に私は開き直っていたようで


先輩のせいでこうなってしまったんだから仕方ない

という気持ちのほうが大きいのである


休職期間を半月ほど過ごしてしまったわけだが

まだ症状は完治したわけではない


ただ、幸いにも休職を良く思われない環境ではないため

家でも安心して過ごすことができている


さらに、幸いにも寝たきりのうつ病ではなかったため

何とか体を動かすことも出来ている


友達と遊びにいって気分転換することも出来ているし

電話で楽しくお喋りすることもできている


さすがにゴロゴロしてばかりは分が悪いので

なるべく、家の事は積極的に行うようにしている


本当に、まさか自分がこんな目に遭うだなんて

思ってもみなかったけど


我慢して職場に居残って血涙を流しながら

働き続けるより、圧倒的に今の選択肢の方が良いと思っている


馬鹿真面目に「頑張らないと」といって無理するより

あの時声上げといてよかったなぁと思う気持ち


今回はお気持ち記事ではなく

一連の流れをつらつらと記載した


もう少ししたら、気持ちの部分を中心とした記事を投稿しようかなと考えている


しかしながら、本当に危なかった


まじで生き急いでしまっていたら、人格すら失うとこだったよ

Cosmos

Keep waiting...to swear

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