都落ちに夢をみる

人生の予定にすらなかった、想像以上に早い休職で

頭がこんがらがっているのかもしれない


時間がありすぎて、血迷うことが多くなったのかもしれない


今日の夕方に会社の方々と面談をして

復職や休職の延長に関する話を終えたら

少し、散歩に出てみた


日が沈み始める時間だったとはいえ、まだ残暑

暑いなぁと思いながら橋を渡っていた


一人でぽつぽつと歩いていると

何だか思いもよらない考えが頭に過る


「都落ち、してみたいなぁ」


静かに田舎のどこかでひっそりと暮らしたい


そんなことを、今日に限って思うようになった


行きかう車や人々

ギラギラしている首都圏

電車や高速道路沿いの騒音

華やかでありにぎやかなお店

飛び交う排気ガス


何だか、東京で暮らすこと時代が息苦しいな

と感じてしまって


何も、初めて感じたことではない

大学生時代から田舎で穏やかに暮らすことには憧れていたのだが

あくまで、「憧れていた」だけ


田舎で暮らすビジョンは全くないし、免許もないから

そもそも暮らせるわけがない


これからもずっと、生まれ育ったこの東京で

鮮やかに暮らしていくのかなって

そう思っていたけど


ふと、

「都落ち」

という言葉が頭に過った


都落ち、かぁ…


色々調べてみたんだけど、

東京から出ればびっくりするほど低価格な家賃の家が沢山ある


そして、それなりに広い

一人暮らしで贅沢すぎやしないか?と思うぐらいに、広い


やっぱり、駅やスーパーからは遠くて

そこは東京と違うな…と改めて思った


しかし、のどかで穏やかな場所で暮らす

今と全く違う環境で過ごしてみるのも、悪くない


そう思えた


しかし、しかしながらである

田舎で職を探すのはどうやら苦労するようで


冷静に考えてみたらそうだ

東京は会社が星の数ほどあるが、田舎はそうはいかない


まぁ、職にこだわらなければ見つかるかもしれないけど…


それから、車が必須になるので

免許を取らなければならない


というか、買い物が東京と比べ物にならないぐらい

大変になる


頻繁にいけなくなってしまうかもしれないし

野菜や肉も冷凍したとして、一人暮らし。そう長くは持たせられない


実に難しいところである


何より、当たり前だが今の住んでいる実家から飛び出すことになる

そして、遊べる場所も近くに全くない状態にだってなる

友達と遊べる頻度も、もっと少なくなるかもしれない


それでも都落ちしたい?と聞かれると、まだ悩ましい


何も今すぐに行動に移すわけではないし

お金の余裕が出来たら、のタラレバ話であるのだが


もし、復職して

やっぱり「なんだかなぁ」という気分が続いて

一回でもいいから大きく環境を変えてみたいという気持ちがあるのなら

お引越しも考え物かなぁと思うけど


何より一番心配しているのは、奨学金の返済


毎月2万円しないぐらいの金額を返済しなければならない


それすなわち、大学に出て都落ちすることになる

一時の気の迷いで行動に移すのは禁物だなぁ…


学歴が何でもものをいうわけではないけれど

しかしながら、せっかく大学に出てまでしたのに

年収の下がる場所に移動するのは、さすがの私でも悩むところではある


今の環境に不満はない、家も不満がない

なら、今住んでいる場所で暮らし続ける?


まぁ、時間はまだたっぷりあるわけで。焦ることもない


その間に、万が一のためのお金を貯めておいて

そこからまた考えていくでもいいんだろうな


一人暮らし、憧れるけど


どうせなら、のんびりゆったりできる場所に住んでみたいな

Cosmos

Keep waiting...to swear

0コメント

  • 1000 / 1000