凍源郷
あ…まただ
今しがた、そう思った
また、というのは
胸の辺りがゾワっとして、ズキズキ痛くて
怖くて冷たい、暗い感情が押し忍んでくる時のこと
体調に支障が出るほどではない
けど、歩み寄ろうとしたらすぐにゾッとして
怖気づいてしまった
経緯は別に大したものでもなかった
嫌なことばかりが頭に蘇る
向き合っていっているつもりだった
頑張って前向きに考えて、何事にも歩み寄ろう
何でもかんでも悲観に入らず、まずは歩み寄ろう
そんな努力は、している「つもり」
「10年以上前」というキーワードが
ふいにおぞましく感じて
気持ちが悪くなった、怖くなった
まだ、立ち直れていなかった
立ち直ったとも思ったことはないけど
少しでも、強くなれたかなとは思いながら生きていた
違っていた。
たった一つの言葉で心がぐにゃっとしてしまう
頭がぐらぐらして、思い出したくない過去を
思い出してしまう
考えたくもない
いっそのこと、過去に出会っていた人物全員の
記憶を、私の存在ごと消してほしい
過去のしがらみにいつまでも囚われ続けて
馬鹿みたいだな…と思うんだけど
こればかりはどうしようもない
心はいつだって、晴れない
大事な仲間だっているし、今いる友人らと一緒に居れば
楽しいし落ち着く。これからも大事にしていきたい
その気持ちは変わらない
でも、それとこれとは別の話
現実と過去、そして未来は全く別の話だ。私にとって
どうしても消えない。
不定期的に訪れる発作も、結局は過去を断ち切れていない証拠だし
過去に蹴りをつけられなくても
「過去の自分があったからこそ、今の自分がある」
と思いながら生きていた。
でも、正直苦しい。苦しすぎる
いつだって、怖い。苦しい
ずっと、ずっと囚われつづける
永遠に続くのかな。嫌だな。それは
いい加減、しっかりと向き合いたいんだけどな。
どうすればいいのかわかんないや
強くなりたい。強い女になりたいと
願って勉強も身の周りの事もしっかりやってきた
人と話せるようにもなった
いろんなコミュニティで、場所で、
沢山の人と出会えて
変わった後の私の生き様に後悔は全くもってない
でも、弱い部分もしっかりと刻み込まれている
そして、年々どんどん深くなっていっているような気がする
知識も増えて、考える分野の幅も広がって
その分考えすぎてしまう
もしも、の出来事を想像しすぎてしまう
もし、もしもね
私が誰か、昔の知り合いに
たまたまどこかで鉢会ってしまったとしよう
誰でもいい。少ししか話したことのない人でも
私を散々のように罵った人でも
はたまた一緒にお喋りを少しでもしてくれた人でも
きっと、誰に対しても
言葉が詰まって、息も出来なくて
上手に話すことすらままならないんだろうなと
常に思う
目の前が真っ暗になる
そんな気がする
断ち切れていない、証拠だ
もう、嫌だな
こんなの
何度忘れても
また蘇ってくる、思い出させてくる
いつどんなきっかけだなんてわかったもんじゃない
仲間がいるのに、努力の仕方も覚えたのに
尊敬できる人も出来て、頑張れる目標だって出来たのに
なんでかな
どうしていつだってこう、暗く不安定な曇天が
心に出来てしまうんだろう
もう、私の周りには敵となる人物が
誰一人いないはずなんだけどな
誰にも、見られたくないな
変わりたい、私一人でも生きていける、そんな強さがほしい
そのために今まで頑張ってきた
そしてその夢は遮断されていない
それどころか順風満帆に進んでいる
暗い、暗い暗い暗い
暗い暗い暗い暗い暗い
気付かないふりして楽しいことをして
それでも胸がつっかえて
どんどん苦しみが蓄積されていくのなら
もう、どうしようもないじゃない
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